下風呂温泉 海峡の湯

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施設情報
 住 所  039-4501 青森県下北郡風間浦村下風呂71-1
 電 話  0175-33-2116 
 日帰り入浴時刻 7:00〜20:00(4月〜10月)
         8:00〜20:00(11月〜3月)
 日帰り料金   450円(村外大人)
         150円(風間浦村民)
         100円(中学生全般)
         50円(小学生全般)
 源 泉  大湯1号泉、大湯2号泉、新湯1号・2号・3号・4号混合泉
  
2019年1月27日現在

 令和2年12月1日に新たにオープンした3つの源泉を楽しめる下風呂温泉の新しい共同浴場(公衆浴場)にオープンから遅れること3ヶ月、ついに行ってきました。 残念ながら、以前の共同浴場2つはこの海峡の湯オープンとともに長年の役目を終えて閉鎖されてしまいました。以前の大衆浴場と大きく違うのは、源泉が下風呂財産区の管理ではなく村の管理となったため、村民がすべて統一料金150円になったこと です。これまでは風間浦村民でも料金が2種類あり、下風呂区民が最安値だったものが、どの地区に住む村民も村民料金としてすべて同額になりわかりやすくなりました。 しかし、入浴券売機を見ると、利用客の調査のためなのか、蛇浦、易国間、下風呂の3地区によって入浴券が異なっているのが不思議です。2階には井上靖ゆかりの部屋が再現された資料館スペースがあり、1階には「 下風呂おんせん食堂」と無料休憩スペースがあ ります。営業時間が書いていませんでしたが、食堂は11時〜14時までの営業だそうです。メニューは鮟鱇定食2200円を最高値として、カツ定食やかつ丼、ラーメン、カレーライスと、軽食堂としては十分魅力的なラインナップを取り揃えているようです。そのうち誰かがレポートしてくれると思います(^^ゞ

 浴室に入ると小ぢんまりとした脱衣所があり、鍵付きロッカー(無料)と普通のロッカーが設置されています。ドライヤーが無料なのはうれしい配慮ですね。

浴室内に入ると天井が高く広々とした洗い場が広がっていて、奥に浴槽が3つが並んでいるのが見えます。洗い場はシャワー付きカランが並んでいて、 タイマーストップ式のカランになっています。カランから出るお湯は真湯です。

 プライバシーガラスになっている窓側に並んでいる2つの浴槽は新湯と大湯1号泉がはられた浴槽で、手前にあるのが大湯の熱湯浴槽です。この日は開店と同時に入ったの でフレッシュなお湯でした。新湯が42℃、大湯1号が44℃、熱湯大湯が46℃と、以前のような「両方熱い47℃」という殺人的な状況は改善されていました。木で造られた浴槽がなかなか心地よい のですが、どちらの浴槽も内側に木を配置した分だけ浅い造りになっていて、おしりを前に出して寝そべるようにしないと肩まで浸かることができないのが難点かもしれません。自分のように体のサイズが大きい人にとっては浸かりづらいです。

 浴室の奥にさらに扉があり、サウナと井上靖ゆかりの湯浴室があります。こちらは狭めのタイル浴槽で、すぐ横にキンキンに冷えた水風呂も併設されています。 水風呂があるのでサウナ好きの人には丁度よいのかもしれません。この日の靖湯は透明で、熱さにパンチがありませんでした(45℃)。以前味わったことがある差し込むような長谷旅館時代のお湯の力強さは無く、マイルドな感じ でした。大湯・新湯浴槽は木で作られた味わいがありますが、こちらはタイル浴槽(長谷旅館に合わせたのでしょうか)なので、ちょっと味気なく感じました。けれどもこちらは大湯・新湯浴槽のように浅くないため、肩までとっぷり浸か ることができるため、じっくり温まるにはこちらのほうがよさそうです。

 新湯フリークの自分にしてみると、どうしても新湯の浴槽が心地良く、ずっと新湯の浴槽に浸かっていました。お湯のレポは 詳しくしませんが、写真を見るだけでも十分伝わるはずです。思ったよりも、悪くは無いです。こんな片田舎に、こんなに立派な浴舎は必要か?といえば確かにいらないのかもしれ ませんが、これはこれで心地よくお湯に浸かることができるし、地元の人たちが喜んでいるのがわかったので良いのだと思います。

 でも…、以前の浴舎と比べると…、やはり昔の浴舎のほうが良いなぁと思いますが…。

by T-K