Presented by Yumegurance
奇岩が連なる地蔵倉は1万年ほど前の肘折カルデラの爆発により形成されたという。
地蔵倉へは薬師神社と源泉公園からの2つの登りルートが整備されており、道中〈お地蔵様のみちしるべ〉が参拝者を迎えてくれる。ただし、道程は途中から切り立った岩肌を伝って歩く、ちょっぴり本格的な山道の為、安易な気持ちで行くのは慎みたい。最低限底の厚い運動靴を用意し、動きやすい服装で臨むべきである。
道はきちんと整備されているが足元は険しい。
岩壁を良く見ると縞が入っていることがわかる。そして縞と縞は密接しているので短期間のうちに噴火が繰り返されたと想定できる。また、堆積物内には大きな礫が含まれていることから、マグマ分が少ないボソボソした噴出物の中に基盤岩を含む降下堆積物(凝灰集塊岩)とみられる。
伝説に登場する豊後の国から来た源翁が「地蔵の化身である老僧(=お地蔵様の導きで温泉を発見した)」が修行していたという。山肌の凝灰岩をえぐったような洞窟にお堂が据えられ、〈縁結び〉、〈子宝〉、〈商売繁盛〉の神様として信仰を集めている。岩壁には無数の孔があり、念じながら紙を紙縒りにして入れ、穴に通すことが出来たら、願い事が叶うという言い伝えがある。
奥の院近くには石仏も沢山安置されている
by ゴロー